新緑がきれいな時期に入った野毛山動物園の3頭のパンダの様子を見に行きました。最近は何かとニュースが多い隣の市の夢見ヶ崎動物公園への訪問が増えていて、野毛山は1か月ぶりでちょっと久しぶりですね。
まず開園から昼前まで担当のケンケン、母屋の下の柱で爆睡中。レッサーパンダ舎の柏とクヌギの木は青々と茂っていて、季節の変化を伝えてくれますね。
細い角材にうまくつかまって、幸せそうな表情で寝ています。
ケンケンは短い尻尾がチャームポイント、寝ている後ろ姿も妙にかわいいですね。
この時期の野毛山は遠足の子供が多いですが、レッサーパンダ舎を幼稚園児が取り囲み、ケンケンに向かってみんなで「おーきーてー」と合唱していました。
幼稚園児の期待に応えて(?)起きちゃったケンケン、野毛山のアイドルはゆっくりと寝られず大変ですね…
ようやく活動開始。
木登りが上手なケンケン、とても身軽に登っていきます。
新緑の中をせっせと駆け巡ります。
柏の葉の中で毛づくろい。新緑がとてもきれいで写真撮影にはもってこいなのですが、パンダが葉に隠れてしまうことが多く、また日陰になってしまい撮影が難しいですね。
強風にも負けずしっかりと竹の葉を食べています。現在7歳のケンケン、13歳のキンタ、11歳の海と比べるとやはり若さを感じます。レッサーパンダは老若男女かわいいですが、いろいろなパンダを見比べると、年齢による動きや見た目の変化が、最近少し分かってきたような気がします。
ケンケンは展示場左側の通路を行ったり
来たりと落ち着きなく往復していました。昨年野毛山に来た当初、ケンケンにとって恐い存在(?)のキンタと一緒に展示されていたとき、キンタに近寄れずこの場所をずっとウロウロしていましたが、それが癖になって残っているようですね。
でもたまにマーキング。キンタ、海もここでマーキングしていますが、ケンケンは別展示でもしっかりと自分の存在をアピールしています。
最初は繁殖期のみの短期出張の予定だったケンケンですが、結局野毛山に残り1年以上経ちました。最近故郷の山口県の徳山動物園で奥さんだった風花が、福岡の到津の森公園に移動したようで、もう故郷に帰ることはないように思えますが、どうなのでしょうか?
まだまだ若くて元気なケンケン、奥さんがいた方がいいですが、野毛山だとスペースが限られていて難しそうですね。野毛山パンダの一員としてずっといてもらいたいなとも思いますが、今後どのようになるのか気になるところです。