前回の大森山動物園のケンタに続き、今回は夢見ヶ崎動物公園の3歳のケンタ。繁殖期を迎え単独展示となった中、一回り成長した姿を見せてくれました。
昨年12月からの展示は父ファファと息子ケンタが単独展示、アン・ケイコは一緒の展示で、その日によって展示場所や展示時間が変わります。訪問日は、外展示はケンタ、室内の昼過ぎまでアン・ケイコ、その後ファファでした。
ボリュームある毛並みと立派な尻尾で、今はファファより大きく見えるケンタ。大人になってもやんちゃ顔は健在です。
にッコリ微笑みながら開脚毛づくろいで、とてもかわいらしいです。
いつもはケイコが占領している木の上を、ケンタは何度も駆け回りとても楽しそうでした。ケイコがいないから、遠慮なく使えますね。
この日ケンタは新たな動きを見せてくれて、展示場前面の柵の裏を歩いているではないですか!
「おさんぽ、おさんぽ~」楽しそうなケンタの下には水が溜まっていて、落ちないようヒヤヒヤしながら見守りました。
昨年の同時期よりもひとり楽しそうなケンタですが、やはり室内の家族の様子が気になります。
「おーい、ケイコ~こっち来てよ!」別展示でも家族との交流は欠かしません。
室内のケイコとアンも、外の様子が気になっているようですね。
さらに柵をよじ登り、高いところからも覗き込むケンタ。
室内のケイコはよくケンタを見ていて、外に出たそうでした。木の上に行きたいのでしょうね。
柵に登ったり降りたりしながら、別展示の中ケンタとケイコは仲良く交流。
ひとりのケンタを改めてじっくり見ていて、驚くことがありました。竹の枝を加えて運んだり
力強い表情で食べたりと、ファファによく似てきました。
そして軒下での毛づくろいもファファとお揃いですね。父の姿を見て学び、着々と成長しています。
ずっと元気だったケンタも、午後の竹の葉タイム後は気持ち良さそうにお休み。昨年と打って変わって、ひとりの時間をしっかり過ごしていたケンタが眩しかったです。