今年の夏は猛暑の予報で、暑いのが苦手なレッサーパンダにとって1年で一番大変な季節を迎えました。暑い中での地元のパンダ達の様子が気になり、まずは4か月ぶりにズーラシアを訪問しました。
この日ズーラシアの室内展示場で過ごしていたのが、2014年10月に山梨県の遊亀公園附属動物園から来園した13歳のチャタロウ。
現在ズーラシアでは5頭のパンダが過ごし、未だに会えないのが最年長のデール。誕生日の日には展示されていたようで、ぜひ会いたかったです。いつになったら会えるのやら…
この日は最高気温35℃の夏真っ盛りで、外の展示は中止でした。ちょっと残念でしたが、この気温の中での展示中止は納得ですね。
室内で過ごすチャタロウはくつろぎモードでじっとしています。前回会ったのが3月で、その時はきれいな毛並みでしたが、この日は換毛期の終わり時期のような感じでした。
チャタロウが動く気配がなかったので、広い園内を巡りました。国内でズーラシアだけのテングザルは、今年生まれた子供と母が仲良く過ごしていました。
セスジキノボリカンガルーも国内ではズーラシアだけで、毛づくろいポーズがレッサーパンダに似ています。
ズーラシアのメインであるオカピはキリンの仲間の動物で、暑い中でも美しく華麗です。
昨年4月にできたアフリカのサバンナ。暑い中シマウマとキリンは元気に過ごしていましたが
チーターは日陰で横たわり
室内のライオンもぐったり。
この暑さの中でも元気で活発な動物と、レッサーパンダのようにぐったりしている動物に分かれました。動物園では元気な私も広大なズーラシアでのこの暑さは、さすがにしんどかったです…
この日はレッサーパンダのとっておきタイム(リンゴタイム)が開催とのことで、さすがのチャタロウもこの時間には起きるだろうと思って再び展示場へ。
飼育員さんがやって来ると、先程までとは打って変わって意気揚々とした表情のチャタロウ。リンゴを目前として嬉しそうです。
飼育員さんの誘導に合わせ、体を起こしてリンゴを目指し
お楽しみのリンゴゲット!
飼育員さんの解説で、チャタロウはリンゴを持つのがあまり上手ではないとのこと。この日は手で支えながら食べていましたが、以前飼育員さんにリンゴを持ってもらいながら食べていたときもありましたね。
食べ終わってご満悦のチャタロウ。
やっと笑顔を見せてくれたのもつかの間、再びお休みモードのチャタロウ。おじいちゃんの年齢に差し掛かっていますので、無理をせず無事この夏を乗り越えてほしいですね。
私も暑さに参ってお昼前にリタイア。次回は8月のナイト展示時、また涼しい秋に満喫したいと思います。